ご質問への回答
第7回木材活用地盤対策研究
ワークショップ
「地中に森をつくろう!!」
2021年3月11日(木)第7回木材活用地盤対策研究会ワークショップ「地中に森をつくろう!!」にご参加いただきありがとうございました。
当日いただいた質問のうち、オンラインで未回答のものについて回答いたします。
【質問】
丸太の深さは何mが最適かの指針はあるのか。
【回答】
最適な丸太の長さは,地盤条件や丸太の調達しやすさにより設計で決めます。主に、地盤調査結果に基づいて、施工コストが最適化するように、丸太の長さや直径、打設本数を設計します。
【質問】
LP-LiC工法においても、充填材長さの検討は、されているのでしょうか。
【回答】
充填材部も改良体の一部と考えてください。改良深度、丸太の頭部深度、丸太長さが決まった後に充填材長さが決まります。LP-LiC工法では、最大の充填材長さを2mとしております。この値は、設計上ではなく、施工性より定めたもので、施工上問題がなければ2mを超えて施工する場合があります。
【質問】
元口径と末口径の違いで孔で空隙ができるが、何か詰めるか、空隙のままか。
【回答】
丸太は径の細い末口を下にし、地盤に圧入するので、空隙は生じにくいはずです。また、砂地盤は、孔をあけても直ぐに押してくるので、鋼管による先行回転圧入後、多少隙間のある状態で丸太が挿入されても、丸太と地盤は、施工後、直ちに密着した状態になると考えられます。
【質問】
この工法のアフターケアはあるのか。打設後の健全性を確認したことはあるか。
【回答】
どの地盤改良工法も同様ですが、設計および施工瑕疵が無い限り、アフターケアはありません。丸太の打設後の健全性は、実験や古い建物基礎の丸太の堀出し調査、また、既に施工した案件などの動態観測などにより確認を行っております。
お問合せ先:木材活用地盤対策研究会事務局(飛島建設株式会社技術研究所内)
E-mail: office@mokuchiken.com FAX: 04-7198-7586